西郷隆盛に学ぶ、敬天愛人フォーラム21

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西郷隆盛に学ぶ 『敬天愛人フォーラム21』
西郷隆盛
西郷隆盛と敬天愛人その教えを学ぶ
西郷隆盛を称えた先人

月刊レーダ2004年8月号 労働問題研究会議

−世界に伝えたい『西郷隆盛の精神』−

          金権政治
 
ロッキード事件以来、リクルート事件、オレンジ共済事件、KSD事件等、何度も政治と金の問題が社会問題となり、その都度政治浄化が叫ばれてきたが、以来、毎年国会議員が逮捕されるという異常な事が現在まで続いている、そのほとんどが金がらみである。

 ロッキード事件とは、一九七六年七月に田中角栄前首相が総合商社、丸紅側からの受託収賄で逮捕、続いて八月には元運輸大臣橋本登美三郎と元運輸政務次官の佐藤孝行が全日空ルートで東京地検特捜部に逮捕された事件である。田中角栄前首相のフンケイの友として事件の関係者と目された国際興業社主小佐野賢治は、国会の証人喚問で「記憶にございません」と一切の関わりをこう否定した。以後、都合の悪い時には、この言葉を冗談めかして使うことが流行った。逃げ口上の典型、胡散臭さの見本として国民のひんしゅくを買った迷せりふが再び聞こえてきた。それも田中派の流れをくむ橋本派からだ。

日本歯科医師連盟献金

 日本歯科医師協会の政治団体。「日歯連」が自民党橋本龍太郎元首相と都内の料亭で会合して、一億円の小切手を渡した。そこには野中広務元幹事長、青木参議院幹事長も同席していて金額を確認していた。ところが、橋本元首相は「私に何か責任がありますか」と記者団に語り。野中、青木両氏は「同席した記憶が無い」「覚えていない」と言う。同派の津島雄二事務総長は日歯連からの小切手に付いて「橋本会長は記憶に無いと言っている。分かっているのは会計責任者が小切手を受け取り、換金したと言うことだ」と説明しているとのことだ。

小切手を受け取ったのが平成十三年七月の参議院選挙前、訂正したのが平成一六年七月十四日、つまり、三年間政治資金収支報告書に記載していなかったが、元日歯連常務理事、内田裕丈容疑者が東京地検特捜部に対して供述したので記載漏れを認めて、慌てて訂正した事になる。

橋本派は、旧田中派から竹下派、小渕派、橋本派と現在まで日本の政治を支配してきた中に金脈という体質構造も継承して来ているらしい。
現在、国民一人当たり年間二百五十円、年間三百二十億円もの税金が各政党に分配されているわけですから、一部の利益団体から多額の献金を受け取ることは国民の政治不信に益々拍車がかかるのではないでしょうか。明治維新の立 役者西郷隆盛は、「清濁併せ呑む人物」を最も嫌い『政治を行うものは、天道を行なうものなりとして、政治家は清廉であることが重要で、官職には適材適所を持って充てるべし』と教えております。

清廉淡白な生活

 南洲翁が政府にいた時代に、日本橋小網町に住んでいた頃、岩倉公が、ある時、南洲翁の自宅を訪ねて見て余りにもひどい家に驚き、「参議という地位にふさわしい邸宅を新築されたら」と勧めたところ、翁は「いやこれで結構、郷里鹿児島の家は、もっとひどく馬糞の中に埋もれていますから」と答えたそうです。維新になって大勢の人達が贅沢をしている中、南洲翁は一貫して素朴な生活をして、庶民的で質素なものであった。
 いつも薩摩絣の着物を着て、木綿の兵児帯を締めて、下駄を履き、まるで老書生の風体であった。
 

南洲翁遺訓「1編」

廟堂(びょうどう)()ちて大政(たいせい)()すは天道(てんどう)(おこな)ふものなれば、()とも()(はさ)みては()まぬもの(なり)。いかにも(こころ)公平(こうへい)()り、正道(せいどう)()み、(ひろ)賢人(けんじん)選挙(せんきょ)し、能く()其職(そのしょく)()ふる人を()げて政柄(せいへい)()らしむるは、(すなわ)天意(てんい)(なり)()(ゆえ)(しん)賢人(けんじん)(みと)める以上(いじょう)(ただち)()(しょく)(ゆずる)(ほど)ならでは(かな)はぬものぞ。(ゆえ)何程(なにほど)国家(こっか)勲労(くんろう)(あり)とも、()(しょく)()へぬ人を官職(かんしょく)(もっ)(しょう)するは()からぬことの第一(だいいち)(なり)(かん)()の人を(えら)びて(これ)(さず)け、(こう)()(もの)には俸禄(ほうろく)(もっ)(しょう)し、(これ)(あい)()くものぞと(もう)さるるに(つき)(しか)らば尚書(しょうしょ)仲?之(ちゅうきの)(こう)に「徳懋(とくさかん)んなるは(かん)(さかん)んにし、功懋(こうさかん)んなるは(しょう)(さかん)んにす」と(これ)()り、(とく)と官と相配(あいはい)し、(こう)(しょう)相対(あいたい)するは()()にて(そうら)ひしやと請問(せいもん)せしに、(おう)欣然(きんぜん)として、(その)通り(とお)ぞと(もう)されき。
 

(意訳)政府にあって国の(まつりごと)を論じ、政令を実行することは、天地自然の道を行なう事であるから、いささかでも、私心を挟んではならなことである。
だからどんな事があっても、心を公平に堅く持ち、正しい道を踏み、広く賢明な人を選んで、その職務に忠実に実行出来る人に政権を執らせる事こそ天意、すなわち天の心に叶うものである。だから本当に賢明で適任だと認める人がいたら、すぐにでも自分の職を譲る位でなくてはいけない。
従ってどんなに国に功績があっても、その職務に不適任な人に官職を与えるのは良くない事の第一である。
官職というものはその人をよく選んで、授けるべきで、功績のある人には俸給を与えて賞し、これを愛しおくのがよいと翁が申されるので、それでは尚書(中国の最も古い経典、書経)仲?(ちゅうき)(殷の湯王の賢相)の誥(こう)(官吏を任命する辞令書)の中に「徳の高いものには官位を上げ、功績の多いものには褒賞を厚くする」というのがありますが、徳と官職とを適切に配合し、功績と褒賞とがうまく対応するというのはこの意味でしょうかと尋ねたところ、翁は大変に喜ばれて、まったくその通りだと答えられた

洛西(らくさい)第一(だいいち)英雄(えいゆう)

もし富士山が天然の作りたる日本の名物であれば、西郷さんは人間の作りたる日本の名物であろう・・・・富士山の崇高は我等をしてただ敬仰せしむる、西郷さんの英雄的風神我等をしてただ陶酔せしむる。

                      徳富蘇峰「人物景観」

西郷こそ本統の日本男児、本統の日本的英雄、正真正銘全く伝統的日本の大精神を代表するところの英雄。                  徳富蘇峰「時勢と人物」

当時(とうじ)洛西(らくさい)の人物を論じ申し候へば、薩摩(さつま)には西郷(さいごう)吉之助(きちのすけ)あり、人となり肥大(ひだい)にして御免(ごめん)要石(かなめいし)にも(おと)らず、(いにしえ)阿部(あべ)貞任(さだとう)などは()くの(ごと)き者かと思われ(そうろう)、この(ひと)学識(がくしき)あり、常に寡言(かごん)にして、最も思慮(しりょ)深く(ぶか)勇断(ゆうだん)に長じ、偶々(たまたま)一言(ひとこと)()い出せば、確然人(かくぜんひと)肺腑(はいふ)(つらぬ)く、()(とく)(たか)くして人を服し、しばしば艱難(かんなん)()てことに老練(ろうれん)す。この誠実(せいじつ)武市瑞山(たけいちずいざん)ににて学識(がくしき)これある者、実に知行(ちこう)合一(ごういつ)の人物なり、(これ)(すなわ)洛西(らくさい)第一(だいいち)英雄(えいゆう)御座(ござ)(そうろう)。   
      中岡慎太郎(近江屋で坂本竜馬と一緒に暗殺)
 

               敬天愛人フォーラム21
               代表世話役 
内 弘志

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