西郷隆盛に学ぶ、敬天愛人フォーラム21

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西郷隆盛に学ぶ 『敬天愛人フォーラム21』
西郷隆盛
西郷隆盛と敬天愛人その教えを学ぶ
西郷隆盛を称えた先人

月刊レーダ2004年10月号 労働問題研究会議

−世界に伝えたい『西郷隆盛の精神』−

国連常任理事国

 

小泉純一郎首相は9月21日、国連総会で演説して、国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す考えを表明した。イラクでは、日本は安保理決議に基づきイラク自身の民主的かつ繁栄した国家に向けた戦いを支援する国際的な努力に参画している。自衛隊による人道復興活動と50億ドルの支援は車の両輪としてそうした目的に向け機能している。

 日本は平和の構築のための復興への取り組みと共に、国連平和維持活動にも多くの資源を提供してきた。日本の果してきた役割は、安保理常任理事国になるのにふさわしい確固たる基盤となるものであると信じると演説をした。

一方、国連のアナン事務総長は改善しないイラクの治安情勢やロシア・北オセチア共和国での学校占拠事件などを例に、「罪のない人々や子供の命、尊厳が無視されている」と憂えた。「イラク戦争は国連憲章違反」(15日の英国放送とのインタビュー)「国際法が恣意(しい)的に利用されることがある」などと安保理での外交討議を打ちきってイラク攻撃に踏み切った米国を暗に批判した。アルジャジーラ・テレビとのインタビューで、イラク戦争について「これは国連が認めた戦争ではない。安全保障理事会は承認しなかった。私はこの戦争を正当化したことも支持したこともない」と改めて強調しました。

パウエル米国務長官も議会証言で、イラクで大量破壊兵器が見つからず、米国が始めたイラク戦争に「大義」がなかったことが明確になりつつあると証言している。

米民主党の大統領候補であるケリー上院議員は9月20日ニューヨーク市内で講演して、イラク国内で大量破壊兵器が発見できなかった事などを理由にイラク開戦は誤りだったとの立場を前面に掲げた。来夏から駐イラク米軍の撤収を開始できると言明(日経、9月23日)

この「大義なき戦争」をほとんど無批判に支持したのが小泉政権だ。憲法が禁じる「集団的自衛権の行使」の疑義が指摘されたにもかかわらず、イラク多国籍軍への自衛隊派遣という一線を踏み越えたのも小泉政権だ。しかし、常任理事国入りのハードルは高い。現在の常任理事国すべての同意と全加盟国の3分の2以上の批准が必要なうえ、各国の利害も複雑に絡むからだ。 近隣諸国の反応は、韓国政府は、安保理の再編議論で、「今は常任理事国の増設問題を議論する場合ではなく、非常任理事国の数を増やさなければならない時だ」との立場を表明した。

北朝鮮は、日本と植民地時代の賠償問題を含め、日本帝国主義が清算されておらず、ことあるごとに歴史を歪曲しているなどの理由を挙げ、数回にわたって反対の立場を表明してきた。

中国国営紙「中国青年報」の電子版は23日、インターネットによる世論調査の結果、日本の国連安保理常任理事国入りへの反対意見が中国人の95%に上ると伝えた。その理由として最多だったのは「歴史問題」の約六十%。「日本は経済大国だが政治大国ではない」との意見が22%だった。他の加盟国からも。米国一辺倒の小泉内閣では「米国の支持票が一つ増えるだけ」との疑問の声が出ていると伝えられる。

 

真の文明国

小泉首相は常任理事国になり日本がそこで何をするのか、何をやりたいのか具体的に説明すべきである。今急いで常任理事国を目指すより、729兆円にもなる、莫大な国の借金を減らし、国民を豊にして、日本国内の風教を整え、国際社会から『真の文明国』と認められ、政治的にも、経済的にも信頼され、尊敬される国づくりが大事であり、その後常任理事国入りを目指しても良いのではないでしょうか。

小野清子国家公安委員長が家政婦の女性を1998年までの10年間、公設秘書として登録していた事が発覚した。家政婦の女性は朝、東京都内の小野代議士の自宅に出勤、食事の支度など家政婦の仕事をしながら、秘書としての仕事をしていたと言う。公設秘書には年収が最低七百三十万円を国庫から支払われているという。家政婦に全額支払われていなければ、秘書給与詐欺容疑で逮捕された元国家公安委員長、佐藤観樹や辻本議員と同じ罪に問われる事になる。秘書を取りまとめていた元秘書の一人は、小野氏に何度か「秘書バッジがないと仕事にならない」と、公設秘書に登録するよう依頼した。その後、公設秘書の「代理」登録したことを伝えられたが、給料はそれ以前と変わらず月二十万円のまま。同年代の公設秘書と比べ、手取りは半分以下だったという。(24日、朝日新聞)

全国の警察を指揮する立場にある現職の国家公安委員長は、国民に納得できる説明をしてもらいたいものである。政治の腐敗、官僚、企業家の規則頽廃、おれおれ詐欺、保険金殺人等あらゆる犯罪が多発し、自殺者が年間3万4千人を超え、社会が荒廃している現在こそ明治維新の立役者、西郷隆盛が唱えた『敬天愛人』の精神を学び実践する事が大事であり、特に国家のリーダは率先して、私を棄てて、功利を道徳に従わせしめ、日本精神の復活普及を徹底的に計り『真の文明国家』日本を構築して戴きたいものである。

 

南洲翁遺訓十一編

 

 文明(ぶんめい)とは(みち)(あまね)(おこな)はるるを賛称(さんしょう)せる(げん)にして、宮室(きゅうしつ)荘厳(そううごん)衣服(いふく)美麗(びれい)外観(がいかん)浮華(ふか)()ふには(あら)ず。世人(せじん)(とな)ふる(ところ)、何が文明やら、何が野蛮(やばん)やら()とも分からぬぞ。()(かつ)或人(あるひと)議論(ぎろん)せしこと()り、西洋(せいよう)野蛮(やばん)ぢゃと()ひしかば、()文明(ぶんめい)ぞと(あらそ)ふ。()()野蛮(やばん)ぢゃと(たたみ)みかけしに、(なん)とて()(ほど)(もう)すにやと()せしゆえ、(じつ)文明(ぶんめい)ならば、未開(みかい)(くに)(たい)しなば、慈愛(じあい)(もと)とし、懇々(こんこん)説諭(せつゆ)して開明(かいめい)(みちび)()きに、()()くして未開(みかい)蒙昧(もうまい)の国に(たい)する(ほど)むごく残忍(ざんにん)の事を(いた)(おのれ)れを()するは野蛮(やばん)ぢゃと(もう)せしかば、()人口(ひとくち)(つぼ)めて言無(ことばな)かりきとて(わら)はれける。

 

意訳)文明というのは道理に叶った事が広く行われることを、称えていう言葉であって、宮殿が大きく立派であったり、身にまとう着物がきらびやかであったり、見かけが華やかでうわついていたりする事をいうのでは無い。
世の中の人の言うところを聞いていると、何が文明なのか、何が野蛮なのか少しも解らない。自分はかってある人と議論した事がある。自分が西洋は野蛮だと言ったところ、その人はいや西洋は文明だと言い争う。
いや、野蛮だとたたみかけて言ったところ、なぜそれほどまでに野蛮だと申されるのかと強く言うので、もし西洋が本当に文明であったら未開の国に対しては、いつくしみ愛する心、を基として懇々と説きさとし、もっと文明開化へと導くべきであるのに、そうではなく、未開で知識に乏しく道理に暗い国に対するほど、むごく残忍なことをして自分達の利益のみをはかるのは明らかに野蛮であると言ったところ、その人もさすがに口をつぼめて返答出来なかったと笑って話された。

 

 

西郷隆盛のような人間になりたい。

私が子供の時分に呼吸した精神的雰囲気の中で、最も直接に、濃厚に、現実的に、感化力が最も多かったものは何であるか。こう問われれば私は何の躊躇も無く、それは西郷隆盛であると答えるであろう。西郷隆盛のような人間になりたいという願いが小学生の私の中に深く植えつけられた。それは陸軍大臣になりたいとか、総理大臣になるとか、外面的な権勢や階位を理想としがちな子供時代にあっては、容易に発見しがたい内的な野心である。私は幼少の時代に既にこの内に食い込む刺激を与えられた事を深く南洲先生に感謝する。そしてその後今日に至るまで、西郷隆盛の話といえば、私はいつでも特別の注意を以って聞耳をそば立てる人間になっているのである。        (阿部次郎「阿部次郎選集」5)



敬天愛人フォーラム21
代表世話役 内 弘志

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